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ツール8 min read2026-03-30

Claude Codeを8時間使い続けた開発者のリアルレポート:驚きと失望と発見

「本当に使えるのか」という疑問に答えるべく、プロエンジニアがClaude Codeを8時間使い続けた実録レポート。感動した瞬間、幻滅した瞬間、そして見えてきた最適な使い方。

A
AgenticWorkerz編集部
AI × Work Research

8時間チャレンジの設定と前提

「Claude Codeを8時間使い続けたら何が作れるか」——この素朴な疑問から始まったのが今回のレポートです。参加したのは東京在住の現役バックエンドエンジニア(経験8年)。普段はPythonとGoを使った決済システムの開発に従事しており、AIコーディングツールは「時々使う」程度の経験者です。タスクは「飲食店向けの予約管理Webアプリ(フロントエンド:Next.js、バックエンド:FastAPI、DB:Supabase)を一から作る」というものです。

開始前のエンジニアのコメント:「正直、8時間で完成するとは思っていない。スケルトンができれば十分だと思っている。ただ、どこまでAIに任せられるか、どこで詰まるかを確認したい」。

0〜3時間:「これは本物だ」という驚き

チャレンジ開始から最初の3時間は、エンジニアが「正直驚いた」と振り返るほど順調でした。CLAUDE.mdにプロジェクトの仕様を書き込み、Claude Codeに「この仕様通りにプロジェクト構造を作って」と指示。Next.js 14のApp Router構成、TailwindCSSの設定、Supabaseクライアントの初期化、認証フローの基本実装まで、ほぼノーストップで完了しました。「以前なら半日かかっていた環境構築とボイラープレートが、1時間で終わった」。

特に感動したのは、Supabaseのスキーマを記述すると、それに対応したTypeScriptの型定義、CRUDのAPIルート、フロントエンドのフォームコンポーネントを一括生成したことです。型の整合性も正確に保たれており、「AIがコードベース全体を理解した上でコードを書いている」という実感がありました。

3〜6時間:幻覚との戦い

順調だった3時間目以降、問題が発生し始めました。Next.js 15の一部の新機能(2025年末リリース)を使おうとしたところ、Claude Codeが存在しない設定オプションを自信満々で提示しました。実際に動かすと即エラー。公式ドキュメントを参照してClaude Codeに伝えると修正されましたが、「最新バージョンの機能には信用できない」という教訓を得ました。また、複雑なビジネスロジック(席の重複予約防止のトランザクション処理)では、一見動くがエッジケースで崩れるコードが生成され、手動での修正が必要でした。

6〜8時間:最適な協働スタイルの確立

後半の2時間は、前半の失敗から学んだ「Claude Codeとの正しい付き合い方」を実践する時間になりました。最終的にエンジニアが出した結論は「AIは実装の90%を担ってくれるが、残り10%の『ここが核心』な部分は人間が責任を持つ必要がある」というものです。8時間でアプリは予約管理のコア機能まで完成しており、従来の手動開発より3〜4倍速い体感でした。「完全に頼るのではなく、AIが得意な部分を最大限に活かし、自分が判断すべき部分を明確にする——これがClaude Codeの正しい使い方だと理解した」とエンジニアは締めくくりました。

#Claude Code#実録レポート#AIコーディング#開発体験

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